デースケドガーに関する考察その1 デースケドガーの歴史② | FOOLS GOLD 

デースケドガーに関する考察その1 デースケドガーの歴史②



 カサブランカに落ち着いたヨーロッパ人(主にスペイン人)達はまずそのオアシスに井戸を掘り、農耕に励んだ。カサブランカに辿り着くまでの船旅があまりにも退屈であったため、皆その反動でよく働いた。その甲斐あって移住して1年足らずでカサブランカは立派な町となった。
 だが皆が一所懸命に働いている一方で、占い師は一人思索に耽っていた。
 「航海中は危険の度合いが高く、(実際はほとんど平穏な日々であったが)また町を興している間は何かと頼りにされた。だがこれから安定成長期になる時代を迎えて、俺の役割はなんであろうか?俺は必要とされるだろうか?」
 彼は決して哲学的な意味合いで悩んでいたのではない。起業家の見地から自分の行く末を案じていたのだ。そして彼は、これからの占いはエンターテインメントの要素が必要である、という結論に達した。細木数子より500年も前にだ。そして人々に娯楽と憩いの場を提供した。これが大あたりで、安定成長期に入ったカサブランカの人々は、こぞって占い師を訪れ、「あんた死ぬわよ」と誰かが言われるのを楽しみにし、または用意されたカードで遊びに興じた。
  カジノの始まりである。  
〔参考文献 「カジノの歴史」-民明書房館-〕

第 2 回 SEO コンテスト (新潟・スマトラ頑張れ!!)