あとがき | FOOLS GOLD 

あとがき

あれは全て観客を楽しませる演出だったのだろうか?ドス男は広告屋が絡んでいることを言及していた。ディーラーは凄腕のマジシャン。電気イスなんて相手が本当にその電圧を受けているなんて調べようがない。そして五体満足な彼女。しかし、あの時の彼女が全て演技だとは僕にはとても思えなかった。それでも、全てが演出だとしても、いいような気がしてきた。僕はあのどこか憎めない親分に勝手にキャスティングされた。一晩のギャランティとしてはハリウッドの超一流のアクター並。そして巧妙な脚本。悪くない。平凡な一人のサラリーマンライフを壊したがただそれだけだ。

 

この物語は2005年2月5日に書き始められ、同じ年の年5月4日に書き上げられた。SEOコンテストに乗じて、僕の物語を綴ってみました。幾分脚色してあるが、基本的には実際の出来事をトレースしただけ。文章化することで、この件について検証してみようと思ったのだ。その意味でこのコンテストに感謝します。このコンテストが無ければ小説なんて書こうと思わなかったから。コンテスト期間中に完成はできなかったけど、そのへんはご愛嬌。

 

それからコメントをくださった皆さんに感謝です。暖かい励ましの言葉が無ければとても最後まで書き上げることはできなかったでしょう。

 

最後にこの作品は僕の妻とかわいい息子に捧げます。


(了)



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