FOOLS GOLD  -8ページ目

Range Life

今日、兄の告別式を行い、火葬しました。兄の骨は薬漬けだったためかスカスカでした。(別にドラッグじゃない。胃薬だの何だの、食事をとらずに、酒と薬で生活していた)
いろいろ考えましたが、兄がこれからの生活(? そんなものがあるとして。あくまで仮定のはなし。)を気楽に、ゆっくりと、落ち着いて、ふわふわと過ごしてくれたらと僕は強く望みます。

そして父と母にはまだまだがんばってほしいです。姉も強く生きてください。高校生の姪っ子甥っ子にはいささかキツイ現実だけれども、この世界にはいろいろなことがあることを心に留め、それぞれ自分の人生を歩んでください。ひさびさにあった親戚のおじさん、おばさん、ありがとうございました。兄は他界しましたが、ぼくらはまだこの不確かで決して楽ではない世界を生き抜いていかねばならないのだから。

最後にもう一度兄へ、「A range life if you could settle down」もう、苦しまなくて良いよ。落ち着いて、気楽にな。

Supersonic

Ineed to be myself
Ican’t be no one else
「僕は僕でありつづけなければならない。他の誰かにはなれないのだから」
オアシスは高らかに確信をもって宣言した。圧倒的なほど肯定の立場から。

僕もギャラガー兄弟と同じことを想う。ただそれは幾分あきらめの気持ちで。
他人を羨んでも、他人にシンパシーを感じても、結局のところ、自分は自分でしかありえない。
それがもどかしく思うときもあるが、あきらめるしかない。

Higher Than The Sun

今日、僕の兄が死にました。苦しんで苦しんで、死にました。自殺でした。バカなので、生き抜く辛さから逃げて、苦しみから逃れるために、死を選びました。事業が失敗して、借金がいっぱいあって、借金なんてチャラにする方法があるだろうに、それか、事業を整理して、地道に返す方法だってあるだろうに、全てを放棄して、死にました。国民金融公庫からきた督促状(それは5万ぽっち)が傍にあり、封筒に”ゴメン”とだけ書いて死にました。部屋のノブにひもをかけて死にました。強がりでかっこつけな兄でした。酒で体も壊していました。

とても苦しかったのだと思う。願わくば、もう苦しみから、解放されて、空にとけてしまえばいい。

さよなら。

Mr Self Destruct

Mr Self Destruct

Hurt

Hurt

Heart-Shaped Box

渋谷へ移動。

我発見せり。渋谷のマンガ喫茶は完全に個室。いや部屋というより箱だけど。そこにPC・TV・DVD・借りればPS2全個室にある。しかもシャワー部屋があり、借りることができる。タオルはレンタル、使いきりの石鹸とシャンプー。10日ぶりくらいにシャワーを浴びる。もちろんヒゲも剃る。ついでにドンキーで半ズボンとTシャツ・パンツを買う。

少しはマシな生き物になったと思う。中身はあいかわらずサイアクだけれども。

All Apologies

ある種の言葉は口だした瞬間に重みがなくなり、薄っぺらくなってしまう。そのことをカートはよく知っていたし、だからこそ全身で、全精神で、その言葉がウソにならぬように「All Apologies」と叫んだ。

カートがどれだけ苦しんだのか僕にはわからない。誰に対して、何に対して苦しんだのか僕にはわからない。いつから苦しんだのかもわからないし、もちろんどんな風に苦しんだのかもわからない。

だけど自己のすべてで謝ったあとで、残っている言葉はあるだろうか?そのあとはもう口を閉ざすしかないのだ。

Here

神楽坂下。
「マック」から外堀通りを渡って神楽坂に入り、30mほど歩いて右手にある小さなビルの3Fが「麻雀 藤」そして同じビルの5Fが「まんが喫茶ゲラゲラ」そこから5mのぼると道の向かい側にパチスロ「オアシス」
このとても限定された世界に僕はいて、そのあいだにも時は通り過ぎていく。捉えることはできない。

Blue Monday 88

今日のケンシロウはすごかった。別にラオウを昇天させたわけではない。
バトルボーナスの1回目(オーラは白)、ラオウは最初から容赦しない。眉間にグランドキャニオンより深い皺をたて剛嘗波をぶつけてくる。ほとんどあきらめていたが、青いオーラとともにケンシロウは右にいなす。おまえやるな。ヨシヨシ。労いの言葉をかけてあげる。2回目、ラオウパンチ→避ける。3回目、ラオウキック→よける。4回目、ラオウパンチ→ヨケル。5回目、おい、いいかげんに攻撃しろ!しかしケンシロウは闘いを好まない。細身のブーツを期待しても、必ずごつい編み上げブーツ。そしてラオウキック→そしてYOKERU6回目、お願い!攻撃して!ラオウパンチ→またしても夜卦瑠このへんから少し気持ち悪くなってきた。7回目ラオウキック→よ・け・る~。なんじゃコリャ8回目ラオウキック→ヨ!ケ!ルもしかしてこのまま昇天?っと思った瞬間、9回目、画面が真っ赤に染まり、剛嘗波に敢え無く撃沈したのでした。

逃げてばかりのケンシロウ。まるで誰かさんみたい。

Blue Monday 

ブルー・マンデイ。
この唄が自殺したイアンカーティスについての唄なのは有名だけれども、当時この唄を渋谷や新宿のディスコで聞いていたとき、元気のないユーロビート(死語)だなと、素直に感じた。流行しているのは、みなノーテンキ(死語)で頭カラッポな曲ばかりだったから。
いくら流行していてもユーロビート(たしか最初はハイエナジー・ソングなんて呼ばれていた)のレコードなんて買わないゾと思っていたが、この唄だけは別だった。
ニューオーダーが特別だった。
イアンがいなくなったことで、バーニーとピーターとスティーブンそして数合わせのジリアン(スティーブンの彼女、いまでは極上のポップソングライター)は自分たちを護るために、ニューオーダーになった。ニューオーダーにならなければ、みな壊れてしまうから。
あれから20年ちかく経過した今でも、僕にとって、とても、とても大事な唄だ。